ミジンコ・ワムシ・ケイソウ(珪藻)は、池や湖、海などの水中に多く見られる
**微小生物(プランクトン)**です。水の生態系の中でとても重要な役割を持っています。
それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
ミジンコ(Daphnia)
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ミジンコは淡水に住む小さな甲殻類で、見た目がノミに似ているため英語では
「water flea(水のノミ)」とも呼ばれます。
主な特徴
大きさ:約0.5〜3mm
体は透明で、心臓や腸が見えることもある
大きな触角で水中をぴょんぴょん跳ねるように泳ぐ
主に植物プランクトン(ケイソウなど)を食べる
生態系での役割
植物プランクトンを食べる
魚の稚魚などのエサになる
→ 水中の食物連鎖の重要な中間生物
ワムシ(Rotifer)
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ワムシは非常に小さな動物プランクトンで、顕微鏡で観察すると前方に**車輪のような
繊毛(せんもう)**があります。
主な特徴
大きさ:約0.05〜0.5mm
頭の部分に「冠輪(かんりん)」という繊毛の輪がある
繊毛を回転させて水流を作り、餌を口へ運ぶ
食べ物
ケイソウ
細菌
有機物
特徴的な能力
種類によっては乾燥しても生き返る(クリプトビオシス)
利用
魚の稚魚の餌(養殖で重要)
ケイソウ(珪藻・Diatom)
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ケイソウ(珪藻)は植物プランクトンの一種で、光合成を行う単細胞の藻類です。
主な特徴
大きさ:数µm〜数百µm
殻が**ガラスのようなシリカ(珪酸)**でできている
非常に美しい幾何学模様の殻
栄養の取り方
光合成
二酸化炭素+光 → 有機物
生態系での役割
水中の一次生産者(食物連鎖の出発点)
ミジンコ・ワムシなどの餌
人間との関係
化石化すると**珪藻土(けいそうど)**になる
フィルター・研磨剤・バスマットなどに利用
3つの関係(食物連鎖)
水中では次のような関係になります。
ケイソウ(植物プランクトン)
↓
ワムシ・ミジンコ(動物プランクトン)
↓
魚(稚魚など)
つまり
ケイソウ → ワムシ・ミジンコ → 魚
という流れでエネルギーが伝わります。
もし興味があれば、
ゾウリムシとの違い
顕微鏡で見える微生物ランキング
ミジンコの心臓が見える理由
なども解説できます。🔬
ゾウリムシとの違い
ミジンコ・ワムシ・ケイソウとゾウリムシは同じ水中の微小生物ですが、分類
(生物のグループ)や体の仕組みが大きく違います。
まずゾウリムシを簡単に説明します。
ゾウリムシ(Paramecium)
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ゾウリムシは単細胞の原生生物で、体が草履(ぞうり)の形に似ているためこの
名前がついています。
主な特徴
大きさ:約0.1〜0.3 mm
1つの細胞だけでできた生物(単細胞生物)
体の周りにある**繊毛(せんもう)**で泳ぐ
細菌や有機物を食べる
ミジンコ・ワムシ・ケイソウ・ゾウリムシの違い
一番大きな違い
① 体のつくり
ゾウリムシ・ケイソウ → 単細胞生物
→ 1つの細胞だけで体ができているミジンコ・ワムシ → 多細胞動物
→ 多くの細胞で体や器官ができている
② 食べ方
ゾウリムシ
→ 細菌などを食べるケイソウ
→ 光合成ミジンコ・ワムシ
→ ケイソウなどのプランクトンを食べる
③ 大きさ
目安として
ミジンコ 0.5〜3 mm(肉眼で見える)
ワムシ 0.05〜0.5 mm
ゾウリムシ 0.1〜0.3 mm
ケイソウ 数µm〜数百µm
つまり
ミジンコ > ワムシ ≈ ゾウリムシ > ケイソウ
💡まとめ
ゾウリムシ → 単細胞の原生生物
ケイソウ → 単細胞の植物プランクトン
ワムシ・ミジンコ → 多細胞の動物
もしよければ、理科でよく出る
**「ミジンコ・ゾウリムシ・アメーバ・ミドリムシの違い」**も図でわかりやすく
説明できます。🔬
(実はこの4つはテストに出やすいです。)
「ミジンコ・ゾウリムシ・アメーバ・ミドリムシの違い」*
水中の微生物として理科でよく出てくる
ミジンコ・ゾウリムシ・アメーバ・ミドリムシは、見た目も体のつくりもかなり違います。
それぞれを順番に見てみましょう。🔬
ミジンコ(Daphnia)
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ミジンコは微生物というより、**小さな動物(甲殻類)**です。
特徴
大きさ:0.5〜3 mm(肉眼でも見える)
体は透明で心臓などが見える
大きな触角でジャンプするように泳ぐ
ケイソウなどの植物プランクトンを食べる
➡ 多細胞の動物
ゾウリムシ(Paramecium)
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体の形が草履(ぞうり)に似ているためこの名前がつきました。
特徴
大きさ:約0.1〜0.3 mm
体の周りに**繊毛(せんもう)**がある
繊毛を動かして泳ぐ
細菌などを食べる
➡ 単細胞生物
アメーバ(Amoeba)
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アメーバは決まった形がなく、体の形を変えながら動きます。
特徴
大きさ:約0.2〜0.5 mm
**仮足(かそく)**という突起で動く
仮足でエサを包み込んで食べる
形が自由に変わる
➡ 単細胞生物
ミドリムシ(Euglena)
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ミドリムシは植物と動物の両方の特徴を持つ生物です。
特徴
大きさ:約0.05 mm
**鞭毛(べんもう)**で泳ぐ
葉緑体があり光合成できる
光がないときは有機物を食べる
➡ 単細胞生物
4つの違い(まとめ)
動き方の違い(テストによく出る)
ミジンコ → 触角
ゾウリムシ → 繊毛
アメーバ → 仮足
ミドリムシ → 鞭毛
💡覚え方
ゾウリムシ → 毛
アメーバ → 足
ミドリムシ → ムチ(鞭)